20220216 覚える?理解する?〜理社の指導から〜

「ただ覚える」?

みなさんは、どのように勉強をしていますか。
大人になったみなさんは、学生時代どのように勉強していましたか。

教科書の太字を暗記する、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

たしかに私も、教科書の太字を覚える、ということはしていました。

しかし、「ただ覚える」ということは、していませんでした。

話を元に戻します。

成績を上げるために、勉強をしなければならない。
でも勉強の仕方がわからない。
そして、周りの大人に聞くと、「体に馴染むまで覚える」「とにかく暗記」
など、その具体的な方法までは教えてもらえなかったり。

「体に馴染むまで覚える」は、半分正解だと思います。
でも、馴染ませる方法が…と考えているうちに、嫌になってきませんか。

暗記から理解へ

私にも、同様の経験があります。
私にも、落ちこぼれの時期がありました。

なぜ「できない」状態だったのか?

考えてみると、きちんと理由がありました。

よく「暗記もの」といわれる社会を例にとってお話しします。

中学までの内容と、世界史は、そこそこできていたほうなのですが、
日本史だけは、どうも思うほどかんばしくありませんでした。

その差は何だろう?

考えてみた結果、このような結論に至りました。

「太字を中心とした理解」ができているか、「太字の暗記」にとどまっているか。

特に、高校の世界史も、「世界史辞典」を買ってからの方が、成績が伸びた記憶があります。
それは、関連する出来事を、辞典を使いながら「頭の中でストーリー化」できたからでした。

つまり、知識をバラバラに詰め込むのではなく、
バラバラな知識を、理解しやすいように編集するとよい、と気づいたのです。

そうして、その編集作業をすることで、理解が生まれてきます

次の段落では、いよいよ共生舎の理社指導についてお見せします!

塾に行けない!という方は、参考にしていただけると幸いです。

共生舎での指導〜理社編〜

理科・社会については、昨年末から指定教材を導入し始めております。

皆様の参考になればと思い、紹介させていただきます。

秀英予備校編「記述のコツ」です(理科「計算問題のコツ」もおすすめです)。

1冊30〜60ページ程度で、価格は550円(税込)。

もしご自分の身の回りになければ、1〜2週間程度かかりますが、
お近くの本屋さんで予約すれば手に入ります。

そして、この「記述」のトレーニングでは、次の5つのプロセスを大切にしています。

①;何を問われているか理解する

②;問われている内容について、どこまでイメージを持てるか意識する

③;順番や表現の巧拙(うまいかどうか)を気にせず、まずはノートに書いてもらう
 →②で全く思い浮かばない場合、教室ではヒントを与える

④;採点しながら、関連知識の補強を行う

⑤;上記③・④をある程度繰り返す

そうすることで、「やって終わり」ではなく、自分だけの理社ノートが出来上がります。

あとがき

皆様にもっと当教室のことを知っていただきたいと考え、
今回より、当教室の取り組みとして、皆様におかれましても
活用できる情報として「お役立ち情報」カテゴリを作りました。

この「お役立ち情報」には、今回のように、学業に対する考え方、
具体的な教材やその使い方はもちろん、児童心理や教育課程など、
私が勉強している内容のメモを共有するという側面もあります。

この先、当教室のウェブサイトで発信する情報に、
どうぞご期待くださいね!

20220216 覚える?理解する?〜理社の指導から〜
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