「ただ覚える」?
みなさんは、どのように勉強をしていますか。
大人になったみなさんは、学生時代どのように勉強していましたか。
教科書の太字を暗記する、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに私も、教科書の太字を覚える、ということはしていました。
しかし、「ただ覚える」ということは、していませんでした。
話を元に戻します。
成績を上げるために、勉強をしなければならない。
でも勉強の仕方がわからない。
そして、周りの大人に聞くと、「体に馴染むまで覚える」「とにかく暗記」
など、その具体的な方法までは教えてもらえなかったり。
「体に馴染むまで覚える」は、半分正解だと思います。
でも、馴染ませる方法が…と考えているうちに、嫌になってきませんか。
暗記から理解へ
私にも、同様の経験があります。
私にも、落ちこぼれの時期がありました。
なぜ「できない」状態だったのか?
考えてみると、きちんと理由がありました。
よく「暗記もの」といわれる社会を例にとってお話しします。
中学までの内容と、世界史は、そこそこできていたほうなのですが、
日本史だけは、どうも思うほどかんばしくありませんでした。
その差は何だろう?
考えてみた結果、このような結論に至りました。
「太字を中心とした理解」ができているか、「太字の暗記」にとどまっているか。
特に、高校の世界史も、「世界史辞典」を買ってからの方が、成績が伸びた記憶があります。
それは、関連する出来事を、辞典を使いながら「頭の中でストーリー化」できたからでした。
つまり、知識をバラバラに詰め込むのではなく、
バラバラな知識を、理解しやすいように編集するとよい、と気づいたのです。
そうして、その編集作業をすることで、理解が生まれてきます。
次の段落では、いよいよ共生舎の理社指導についてお見せします!
塾に行けない!という方は、参考にしていただけると幸いです。
共生舎での指導〜理社編〜
理科・社会については、昨年末から指定教材を導入し始めております。
皆様の参考になればと思い、紹介させていただきます。
秀英予備校編「記述のコツ」です(理科「計算問題のコツ」もおすすめです)。
1冊30〜60ページ程度で、価格は550円(税込)。
もしご自分の身の回りになければ、1〜2週間程度かかりますが、
お近くの本屋さんで予約すれば手に入ります。
そして、この「記述」のトレーニングでは、次の5つのプロセスを大切にしています。
①;何を問われているか理解する
②;問われている内容について、どこまでイメージを持てるか意識する
③;順番や表現の巧拙(うまいかどうか)を気にせず、まずはノートに書いてもらう
→②で全く思い浮かばない場合、教室ではヒントを与える
④;採点しながら、関連知識の補強を行う
⑤;上記③・④をある程度繰り返す
そうすることで、「やって終わり」ではなく、自分だけの理社ノートが出来上がります。
あとがき
皆様にもっと当教室のことを知っていただきたいと考え、
今回より、当教室の取り組みとして、皆様におかれましても
活用できる情報として「お役立ち情報」カテゴリを作りました。
この「お役立ち情報」には、今回のように、学業に対する考え方、
具体的な教材やその使い方はもちろん、児童心理や教育課程など、
私が勉強している内容のメモを共有するという側面もあります。
この先、当教室のウェブサイトで発信する情報に、
どうぞご期待くださいね!