いつも当教室のご利用、ならびにウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
また、縮小営業やオンライン授業等へのご理解とご協力、誠に有難うございます。
当教室では、4/23に塾生への初ZOOM授業が始まりました。
どうやらオンライン授業も、向き不向きがあると耳にしますが、ご希望の塾生さんは、画面を見ることに慣れていることと、ご家族のサポートもあり、とてもスムーズにできたので、当教室としてのオンライン授業の形が少しずつ見えてきたように思えます。
通塾の生徒さんたちも、少しずつ精神的な成長が見られます。
教室に来られない塾生のことを気にかけたり、他校や他地域の状況について以前より耳を傾けるようになったり。
それは、ひょっとしたらわかりにくいようなちょっとした変化で、親御さんもご本人も、「そんなことないよ」と仰るかもしれません。
しかし、「当たり前が当たり前でなくなる」という経験は、人を成長させます。
朝起きて、学校に行くのが「当たり前」でした。
学校で勉強したあと、外で、友達の家で、街で、遊んだり勉強しに行ったりするのが「当たり前」でした。
休日には、家族で遊びに行くことが「当たり前」だったご家庭もあるかもしれません。
それが、親御さんや私を含む大人たちは、感染に気をつけながら社会活動を行わなければならないということになり、諸外国から比べたらとても緩く思える制約ですが、それでも制約が課されたり。
熱が出ても気軽に病院に行けなかったり。
つまり、個々人がそれぞれのことを見直さざるを得ない状況になっていると思います。
そんな中ですが、いや、だからこそでしょうか、それぞれの塾生が今まで以上に、自分の置かれている状況について思いをもっと至らせているように思います。
そしてそれは何より、精神的な成長に他ならず、「当たり前が当たり前でなくなる衝撃を経験した者の強さ」がそれぞれにおいて発揮される場面が、きっと今後現れることと思います。
もちろん、塾生の口から「めんどくさい」という言葉を耳にする日もありますし、たまにはそういうこともあると思います。ですがそれでも、それぞれがそれぞれのペースで学びを続けている塾生諸君に、敬意とエールをお届けしたいと思います。
そしてそれはもちろん、塾生でなくても、今まさに学校に行けずとも学びをやめないすべての学生諸君に対しても同様です。
それぞれの、成長過程の心の中に、どんな種が植えられて、どう育っていくのでしょうか。
この難局を乗り切った先にある、子供たちの未来が明るいことを願わずにいられません。