20251228 保護者懇談会の報告

保護者様とも歩む教室

さる12月21日(日)、当教室初の保護者懇談会を実施しました。

当教室はことし、10年目を迎えるにあたり、大きな改革に取り組んでまいりました。

6月に生徒さん、保護者さんへのアンケートを実施し、当教室の強みと弱みのいずれの側面にも徹底的に向き合いました。その結果、授業のふりかえり記録を開発し、データベース化し、フィードバックする仕組みを構築しました。

そして、ある程度のフィードバックができたこのタイミングで、冬休みの学習指針をともに考えるきっかけとして、意見交換をさせていただきたいと考え、保護者懇談会を開催することといたしました。

11月にも開催を予定していたものでしたが、塾長が発熱のため中止となり、リベンジ開催となったのですが、多くの保護者様に関心を寄せていただき、無事開催することができました。

今回は輪西本校・八丁平教室、各2世帯ずつ、計4世帯の保護者様にご参加いただきました。

お話のポイント

教育をとりまく環境;「主体的・対話的で深い学び」
 →・完璧主義ではなく、不完全でもやってみようとする姿勢が評価される。
  ・見通しを持った学びのため、ふだんから視野を広く持つことが大切。
  ・デジタルデバイスの使い過ぎが脳におよぼす影響
   特に、2歳児でも1日平均120分さらされているというデータと、
   デジタルデバイス利用中に脳が「勉強のものであっても休止状態」になるデータ。

教室での取り組み
 →・学習報告(専用アプリ “Comiru” などを用いたフィードバック)
  ・非認知能力レポート(原則毎週月~火曜更新;いまはSNSで掲示)
  ・キャリア指導(自己分析・志望理由書指導等)

ご家庭での声掛け案
 →・学習に関するお話は、あまり話を途中で遮らないで、ネガティブな話にも耳をかたむける。
  ・考え方や、表現しようとしたことについて、「それもそうかも」と認める。
  ・失敗しても、完全でなくても、やろうとしたこと自体を肯定的に見た声掛けをする。

中高接続の重要性
 →・高校入学=ゴール ではない。
  ・いまの高校の学びでの「総合的な学習の時間」に、高校によって大きく差が出る。
  ・大学、専門学校の進学でなくても、就職の場合も有利になるので、
   一定水準の評定の維持向上にはできるだけ努めたい。

非認知能力レポートについて
 →・今年の8月以降に、教室が独自に開発した「振り返りシステム」の説明。
  ・達成感、自発的学習意欲、課題意識の3項目は常に高水準。
  ・分析するような計算、自分の考えを挟むことなど、自分のレベルより少し高い次元で
   学習に臨むことに挑戦すると、粘り強さや集中力の向上につながる。

雰囲気や保護者様の反応など

当教室が10年目にして初めて行う取り組みだったのですが、初回と思えないほど和気あいあいとしていて、共感のうなずきが多く、終始温かい雰囲気でした。

保護者様の生の声

 ・学校の懇談会のようで、面白かった。
 ・我が家にもあてはまることがかなりあった。
 ・お父さんがデータや結果を重視しがちなので、今日の話を聞かせたい。
 ⇔我が家はその逆で、お父さんのほうが放任かも?
 ・コミュニケーションの姿勢を見直してみたいと思う。

アンケート結果

 ・資料は4世帯ともに「わかりやすかった」
 ・内容も4世帯ともに「我が子にあてはまっているところがあった」
 ・入塾後の成長は「表現しようとする意欲が高まった」が3世帯、「学習習慣がついてきた」が1世帯。
 ・学習ポートフォリオの導入にも「関心あり」が2世帯。

むすびに

この度は、懇談会に関心をお寄せいただき、また、ご多用のところご臨席を賜り、誠にありがとうございました。

当教室にとっても、生徒さんの日ごろの様子や、保護者様の受け止めなどを直接お伺いすることで、多くの気づきや学びが得られた機会となり、重ね重ね感謝申し上げます。

今後も定期的に保護者懇談会を実施し、みなさまとともに、非認知能力をはぐくみ、主体的な学びをささえる、この室蘭地域に根ざした学びの場を創造してまいります。

今回ご出席がかなわなかった皆様も、また定期的に実施してまいりますので、ぜひお越しくださいませ。

塾探しを検討されているかたへ

当教室は、小学生から高校生まで、現在34名の生徒さんにご利用をいただいております。

保護者懇談会だけではなく、日ごろからもご相談をいつでもお受けしております。

また、学校の教壇にも定期的に立たせていただいており、現場の感覚も理解した上で指導を行っております。
(講師の詳細な情報は こちら からご確認いただけます)

もし興味をお持ちいただけましたら、ぜひ当教室へご連絡くださいませ。

よろしくお願いいたします。