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まさかこんな形で新学期を迎えることになろうとは、年明けの時点では、誰が予測できたでしょうか。
長い長い春休み。いつ終わるとも知れない、出口の見えないコロナ禍。
当教室は、3月上旬の休業以来、感染拡大予防を講じて営業を継続してきております。その中で、当教室の創業当時の理念が形になったことを感じています。
心の土台づくりを
2016年の開業当時より、当教室は、学習者の心に寄り添うことを信条としております。
どんなに頑張っても成績が上がらない。
頑張る意味すら見失っている。
それでも、成績を少しでも上げようとするには、どうしたらよいのでしょうか。
「成績が上がるまで勉強する。」
きっと、誰しもそう答えるでしょう。
ですが、頑張り続けるには、やる気を起こしたり、維持したりすることが必要です。
成績上昇には、精神的な安定は欠かせません。これなしに、知的関心の維持は困難です。
一見、普通レベルの成績を維持している学生さんでも、誰にも言えない悩みで頭が支配され、学習に集中できないことがあります。一見、上位の成績を修めている学生さんでも、いきなり成績が低下することだってあります。そんなとき、「誰でも通る道だから」と言われて話を聞いてもらえないのと、「そうなんだね。ではこういう方法でつらいのを和らげられると思うんだけど、どう?」などと返答するのとでは、学生の心の持ちようが、先々で大きく変わってくるのです。
つまり、「適切な自信をつけてもらう」ために、成績だけではなく、どんな細かいことにも、この姿勢で学生さんたちと向き合っております。高い目線から「上がってこい!」という場面も必要ですが、「どうやって上がろうか?」という観点で、学生さんと向き合える大人がいればいるほど、学生さんは心の【土台】を作ることができるのです。
コロナ禍で見えた心の土台の大切さ
この1学期で、教室の内外から、学生たちをめぐるトラブルについて耳にしてきました。そのたび、私も限られた空き時間で、発達や心について学びを進め、それを学生たちに還元してきました。
なぜトラブルが起こるのか。それに対して、「今までの自分はどう向き合ってきたのか。どうすればもっとよい向き合い方ができるのか。この経験をどう活かすか。」など、授業時間を使ってディスカッションをしたり、何気ない会話の中に織り交ぜたりして、ネガティブな側面の受け止めと、その対処について考えを深めてもらうようにしています。
この1学期は、たしかに学習の遅れなども気になることがらでしたが、それ以上に、学生たちの心の安定や、ガス抜きなどが、通常以上に必要だったと感じました。そして、大人が見守っている中で、それぞれがそれぞれの考えを尊重したり、客観的に見たりした上で、自分の持ち味を引き出していくこの環境が、この先学生たちに何があっても落ち着いて判断できるような、心の土台を育むのではないかと感じました。
まだまだ塾生募集中!
このような状況でも、塾生はモチベーションをなんとか保ち、単元テストや期末テストで自己ベスト更新をしたり、得点が振るわなくても自分のミスの分析を落ち着いてできるようになってきたりしています(実は高得点でぬか喜びするより、この検証能力の方が大切だったりします!)。
机の上の学びから、現実社会へ。
心身のコンディションを考慮しながら学びを整える。
そんな当教室では、まだまだ塾生を募集しています!
どうぞお気軽にお尋ねくださいね。
くわしくはこちらの【生徒募集(特設サイト)】のページでもご確認いただけます。