いつも当教室のサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
前回は、「いつからフリースクールをやろうと思った?」という内容で、創業当初から考えはありましたが、世の中の流れを見て、使っていただける皆様に負い目が生まれないような形を模索していたというお話をさせていただきました。
あすも9:00〜12:00の間で開いております。遊びに連れて行くような感覚で、どうぞお越しくださいませ。デジタルデバイスの持ち込みも歓迎致します。
さて、今回は二つ目のお話です。
「居場所」づくりと何が違うの?
おそらく室蘭市内では、「フリースクール」を掲げる施設は、まだなかったと認識しています(違っていたら失礼致しました。恐れ入りますがその際はご指摘願います)。
他方、「こども食堂」や「居場所づくり」といった事業に関しては、室蘭市内でも複数箇所でご尽力されている方々がいらっしゃいます。
結論から申し上げますと、「居場所づくり」という側面については、ほぼ同じになろうかと思います。この「居場所」というものは、フリースクールの役割として根幹をなす重要な部分であります。
そして、その上で、当教室がフリースクールとしてめざすものについて、お話させていただきたいと思います。
学生さん・保護者さん・そして教育行政の立場を理解しながら
はじめに申し上げますが、教室長は教員免許を保持しておりません。自分の子供もいません。
ですが、こうした「ないないづくし」から始めた個人塾7年のキャリアの中で、一定数の不登校生・通級困難生を受入し続けている実績はあります。
とはいっても、人の情緒がかかわる領域です。
資格やキャリアの有無も、人対人というやり取りの中では、あくまで指標のひとつにすぎません。
コミュニケーションの基本ですが、「相手の立場を理解する」ということが欠かせません。
とりわけ、中学卒業までは、快不快感情と理性、そしてそれをうまく表現する方法が見つからずに苦悩する学生さんが多く(これは通級できるかどうかにかかわらずですが)、大人としてもその発言に左右されてしまうところも否めないものだと考えます(それが悪いということを言っているのではなく)。
したがって、こちらとしては、時間をかけて丁寧に学生さんの個性を把握して行く中で、保護者さんや教育行政、そのほかに関わる人の立場を理解し、整理しながら取り進めて参りたいと考えております。
「知的活動」にアクセスしやすく
当教室は、学習塾「共生舎」をベースとするフリースクールですが、ベースとなる塾の空間づくりについても、緊張しすぎないようなインテリアとレイアウトとなっております。また、ベースが学習塾ということもあり、学習関係の図書もたしかに多いのですが、地方史・雑学・デザイン・マーケティングなどの図書もありますし、カードゲームやボードゲーム、Wi-Fi環境もありますので、「遊ぶ」「勉強する」以外にも、「調べる」「感性を磨く」など、知的活動にアクセスしやすい環境となっています。
(参考:当教室の第三者インタビュー:テラコヤプラス様)
なお、フリースクールでは、まず多くの場合、「比較されながら学ぶことへの疲れ」や「周囲を意識しすぎて過ごすことへの疲れ」が、お子さんに比較的強く見られます。そうした疲れを癒しながら、知的活動にアクセスすることが大切であると考えています。
一方、保護者さんにとっては、「いつこの状態から抜け出せるのか」「学習の遅れは取り戻せるのか」という心配もあろうかと思います。その心配に共感はしつつも、お子さんが次のステップに進むため力を蓄える期間としていただけるよう配慮しながら、遊びすらも知的活動へのアクセスと考えた上で、教室での様子をこまめにお伝えして参りたいと考えています。
「相談役」と「ハブ機能」
当教室のフリースクール事業では、ご利用登録を頂く際に、入会金5,000円と、当月の月謝日割(翌月より出席ある場合は一律20,000円/月となります。当月利用見込みがない場合は利用登録費5,000円/月となります)を申受けしております。これにより、こちらからは塾・フリースクールに関係する情報を配信し、お客様からは学習のこと・発育のことを含めたあらゆる相談に、教室長LINEでいつでも相談いただき、場合によっては当教室が専門家等とつながるアシストをさせていただくための体制づくりが可能となります。
なお、手前味噌で大変恐縮ではございますが…
現在、教室長はマイベストプロ北海道(北海道テレビ放送)様からも掲載オファーを頂戴しており(現在手続き中)、地域内における教育相談・学習指導に取り組む専門家としての注目も頂いているところです。このことが、地域の学生さんの学びへのアクセスと選択肢が増えることの一助となるよう、邁進する所存でございます。
フリースクールとしては始まったばかりですが、誠心誠意取り組む所存でございますので、何卒よろしくお願い致します。