いつも当教室のご利用、および当サイトの閲覧、誠にありがとうございます。
謝辞
先の見えないコロナウイルスとの戦い。
世界規模での拡大の中、個人一人一人の心がけにもかかってくるという、人類共通の課題と直面する昨今。
当教室も、完璧に万全ではないにせよ、とりうる限り最大限の対策を講じ、感染予防に努めております。
当教室よりも大変な状況に置かれている方が多いであろうと思われる中、このような内容を発信するのも恐縮ではありますが、当教室も今後どのような局面を迎えるのか、頭を抱える場面もありながら、おかげさまで感染者もなく、三月を乗り切ることができました。
これもひとえに、
「教室を残してほしい!」
「つぶしてほしくない!」
とおっしゃっていただく塾生さんやご家庭の皆様をはじめ、
周囲の皆様のご厚情の賜物であり、その御恩は筆舌に代えがたいものがございます。
この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございます!!
明るい話題
コロナウイルスによる学校や当教室の休業などの影響で、塾生さんの学年末の成績の把握が、まだ完全ではないもののほぼできました。
当教室始まって以来ともいえる、「有無を言わさず学習あるのみ」モードの学年末試験対策、そしてそれに頑張って応えてくれた学生さん。
期末テストの成績には、それぞれの一喜一憂がありましたが、今回は得点アップの末自己ベスト更新!という学生も3名。残念ながら振るわなかった学生もいましたが、評定に大きく響くということはなく、また仕切り直しという気持ちも生まれています。
〜期末で成績を伸ばした学生はこうした〜
なんと、前回の2学期末試験から、5科目で88点アップしたという強者がいます。「やればできる」を腐らず直向きに続けてきた頑張り。芽を出し始めたら確実に成長すると見込んでいただけに、私も飛び跳ねて喜びました。
また、英語だけで30点以上アップしたという強者も。塾長は特別に何か仕込んだわけではなく、知りたいという気持ちになるべく応えることに努めたまでなので、間違いなく本人の努力です。曰く「少し目覚めてきた」と。もう少し伸ばせば上位層を脅かす存在になるかも…!?
そして、コツコツ努力して積み重ねて、その都度、堅実に伸びたと声がけをした学生さんは、5科目50点アップ。保護者さん曰く「おだてれば乗る」そうなのですが、入塾時から精神面で著しく成長。また、たまにネットに出てくるような「珍回答」で楽しませてくれるところから、実は「隠れた創造性がある」と見込んでいます。
また、内申を大きく上げた塾生さんは、5科目は文系科目を中心に、前回対比14点アップ。さらに芸能科目も実技・筆記試験ともに大きな飛躍。持ち前のど根性が大当たり。彼も人が見ていないところでもコツコツ真面目に取り組む学生さんです。
共通していえること
講師が忘れてはいけないのは、「最後は本人次第」ということ。
この例のように成果が目に見える形で現れても、講師が全て自分の手柄と思ってはいけないと思います。
それは、試験は学生さんが、自分自身の習熟度を確かめるためのものであり、その成果は学生さん自身でまず受け止めるべきだと考えるからです。
そうしなければ、
「勉強しろと言われたからやった」
と、動機を自分の外に求めてしまうことになるからです。
「言われたからやった」という文脈でも、
「言われたから、しかたなくやった」というのと、
「言われて、自分でも納得してやった」というのでは、全然違います。
…では、ほんとうにこの講師はなにもしなかったのか?
…見えないところで、しくみを想像し、構築しています。
日々、臨床心理や教育情報と社会情勢、国際的展望を一通り考え巡らせ、一人ひとりにあった最適解をさがしながら準備しています。
簡単にいうならば、
・「わかってくる」たのしみ
・「もっと知りたい」欲求
これらをうまくくすぐることを常に意識して授業時間に臨みます。
そして、今回改めて思いました。
「あまり意図するところではなかった、勉強で追い込むモードも、時と場合によっては功を奏すこともある。しかし、ずっとそればかりでは、動機が自分の中に生まれにくくなる。今回成績を伸ばした4人は、それぞれ自分の中で“こうしたい”“こうなりたい”というビジョンを持って、それに向かって日々コツコツと進んでいた、そんな共通点を見出すことができた。」と。
ひとまず、令和元年度の学期がおわりました。
進級する学生さんも、卒業して新天地に向かう学生さんも、
新年度はコロナに十分気をつけながら、1日1日を大切に過ごしましょう。
おつかれさまでした。