20220421 幼少期〜低学年の学習姿勢③

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こんにちは!
寒い日もありましたが、
着実に春が近づいていますね。

教室にも暖かい春の日差しが
入ってくるようになりました。

さて、前回は、

「勉強が苦しいものでないと
 ダメだって誰が決めた?」

というお話でした。

「学ぶ」という感覚があれば、
それは遊びの中からだって
十分良いのでは?

ということです。

今回は、

「気づきの共有」

というポイントで一緒に
考えてみましょう。

また、いわゆる「勉強」から少し
外れた話になりますが、ご容赦を。

小学校に上がる前の年代、
お子さんがいろいろなことを
やったあとに

「見て?」

という表情をすることが
ありませんか。

それが、褒められるべき
ことであったとしても、

やってはいけないこと
であったとしても。

本当は、それらひとつひとつに、

共感

を示した上で、
その是非を評価するほうが

「これは、だからいいことなんだね」
「これは、だからよくないことなんだね」

と、お子さんも冷静に
次の行動を考えられるようになるでしょう。

とはいえ忙しいオトナたち。

でも、そんな時間を割くのが
もったいないとでも言わんばかりに

現代のオトナたちは
やらなければいけないことに
追われてしまっています。

だから、

「共感」→「評価」→「総括」

ではなく、

「評価」だけで片付けがちです。

「こら!なんでそんなことやったの!」

もちろん、それが必要な場面も
あるでしょう。

その場をどうするか、
という観点からは、

そのほうが結論が早くて
ラクかもしれません。

悠長に
「そうなの」
「なにがよい/わるいと思う?」
「では次どうしようか?」

というヒマなんかない!

もしくは、

わかっているけど、
自分がその場をさばかなければ!

というプレッシャーなのでしょうか。

いずれにせよ、核家族中心の時代。

他の親族や地域社会等との関わりも
意識しないと希薄になりがちです。

あるいは、

「もううちの子はそんな年じゃない!」

「今更そんな接し方はできない」など。

言い方を変えてみる

私がなるべく気をつけているのは

・お子さんが考えを述べている時は
 なるべく口を挟まない

・よくない部分があったとしても
 「そうなんだね、あなたはそう思ったのね」
 と一旦話を受け止める

・意見をするときは「私は」「先生は」を
 必ず入れて、「〜と思うよ」で結ぶ

・明らかに問題があるときは、
 「そのままだと、〇〇という問題が
 起こりそうだね、どうする?」
 と話を続け、何が良くないのか
 自分で考えさせる

というように、
「個人対個人」の関係で
お話ししよう、
ということです。

無論、叱らねばならない時もあります。
叱ることもあります。

全てがそのようにうまくいく
というわけではないでしょう。

しかし、このようにお子さんに
考えさせることを続けることで

お子さんも視野を広く持って
関わる大人としても
自分の感情を客観的に見る
ことができるようになるでしょう。

いったん、幼少期〜低学年シリーズはここまでとします。
連載にお付き合いいただき、ありがとうございました。

20220421 幼少期〜低学年の学習姿勢③
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